どうもこんにちは!
ブランドバイヤーの買取バイヤーです!
本日はあまり表に出ることは無い「買取バイヤーのお仕事」をご紹介したいと思います。
ブランドバイヤーの買取バイヤーの業務内容
私たち買取バイヤーのブランドバイヤーでの仕事は大きく分けて3種類の仕事があります。
ブランドバイヤー買取バイヤーの主な業務
- 買取告知業務
- 買取査定業務
- 仕入れ業務
この3つが買取バイヤーの業務内容になります。
簡単に言いますと、買取告知業務というのはインターネットのホームページや実店舗でお店としてどんな商品を買いたいかや入荷商品の告知なんかを行う仕事です。
買取査定業務は日本全国からブランドバイヤーに毎日送って頂けるブランド品や洋服やアクセサリーなどの査定品を実際に査定する仕事です。
そして最後の仕入れ業務というのは日本全国の業者オークションと呼ばれる、「市場(オークション会場)」に出向き仕入れを行うという仕事になります。
今日はこの3つの仕事の中でも「業者市場(オークション会場)でのブランド品の仕入れ業務」という一般の人はまず目にする機会の無い仕事の内容をご紹介したいと思います。
※ブランド品のオークション会場は登録制ですので一般の方はまず立ち入る事は出来ません。
ブランド市場(オークション会場)とは?
ブランド品の競りが行われる市場は下記画像のように毎月日本中で開かれています。
北は北海道から南は九州会場まで本当に日本中のいたる個所で開催されています。
会場毎に主催者(会社)がいてその主催の会社さんで買ったブランド品や出品依頼を受けたブランド品などが日本中から集まってきて仕入れ業者同士で競りを行います。
ブランド品の市場の形式は2種類あります。
ブランド品の市場の種類
- 大会
事前に商品の下見をしオークション当日に会場で競り人たちが一斉に声を出し落札する方式 - 平場
当日入札前に商品を見てその後に競りを行い落札する方式
この「大会」と「平場」の2種類あります。
一般的には大会の方が落札単価が大きい商品が多く総落札額が1回の大会で億を超えることも珍しくありません。
それに対し平場は落札単価が低めの商品が多く総落札額が数千万円という会場が多いです。
それでは実際に禁断(笑)の市場の風景をご紹介いたしましょう。
ブランド市場の仕入れ風景
今回は某日本の真ん中の市場に行った際のご紹介をいたします。
大会の市場に行ったので実際の市場開催日の前日と前々日に下見をします。
このように下見会場には当日出品されるブランド品が所狭しと並んでいます。
かなりの数のブランド品がありいつ行ってもワクワクし圧倒される風景です。
今回は3千~4千点ほどのブランド品が出品されています。
出品物のリストも渡させるのですがそのリストもA4用紙で数十枚にもなります。
ちょっとした本より分厚い出品リストとタブレットで相場を見ながら出品物にいくらで入札を入れるかを決めていきます。
ブランド競りオークション当日
下見を済ませオークション当日はオークション会場へ行き実際に司会進行の「振り手」さんの進行に合わせ下見して決めた金額の声を上げていきます。
※オークション会場の画像については他社さんのバイヤーさん達も多数いらっしゃっているので掲載は控えさせて頂きます。
朝から始まり途中お昼休憩を挟み午後までひたすらオークションは続きます。
お昼休憩の際は主催者が「お弁当」を用意してくれます。
業界用語で言う「市場飯」です。
このお昼休みの時間が結構貴重で私たちバイヤーの情報交換の時間となっています。
海外の為替の話から始まりなんのブランドの動きが良いとか相場観の話など業界の裏情報を共有出来る貴重な時間となっています。
今回の市場の成果は、、、
う~~~んイマイチでした!
商品自体あまり単価の高い商品がなく積極的に買う物が少なかったです。
それでも1回大会に出れば数百万円は動く世界なので一般の人からすると結構刺激的な世界かもしれません。
帰って社長に怒られてしまいそうな落札価格ですがこれもまた市場!
次回に期待です。
まとめ
このようにブランドバイヤーの買取バイヤーの仕事は市場仕入れがあったり、自分が売れると思ったブランド品の告知を行ったりとブランド品が好きな人にとっては夢のような仕事です。
私自身も元々ファッションやブランド品が好きでこの世界に入ったので毎日こういった物に囲まれて仕事が出来るというのは楽しいです。
また市場は日本中で開催されているので出張に行きその土地ならではのお店にいったり出来るという点も個人的には良いと思っています。
業者ブランド市場での相場観を磨く事で皆さまから買取の際にもギリギリ限界までの買取金額をご提示出来るようになりますので今後も引き続き市場でのスキルアップを続けていきます!